クエ釣りにおいては「クエ」専用のリールがないため、何を買ったらいいかわからない方も多いと思います。ただでさえ投資金額が高く敷居の高いクエ釣り。予算は抑えつつ最低限の性能を持ったリールを提案します。
クエ釣りに求められる性能
竿受けに竿を預けてブッコミ釣りをするクエ竿において、求められる性能はシンプルです。
・太いラインが巻ける
・ドラグ力が高い
ほかの釣りで求められるような巻き心地やブレーキ性能などは必要ありません。
具体的なリール
これらをの性能を満たすリールの選択肢は多くなく、トローリング用のリールから選ぶことになります。下記条件に絞ってラインアップを集めました。
・ラインが60号を100m以上巻ける
・最大ドラグ力が10kg以上
・(重量が2kg以下)
筆者のおすすめは、「ペン スペシャルセネター」または「ダイワ シーライン」シリーズ。スペック上はドラグ性能が低いですが、とにかく安いことが魅力。これらはオークションサイトで1-2万円程度で買えますので、予算を他にあてるのがよいでしょう。
| メーカー | 機種 | 番手 | 重量 [g] | ドラグ方式 | 最大ドラグ力 [kg] | ナイロン糸巻量 [号-m] | PE糸巻き量 [m] | 参考価格 [円] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ペン | スペシャルセネター | 114H2 6/0 | 1276 | スター | 10 | 60-130, 100-75 | 40-125 | 35,200 中古で1.5万以下 |
| 114H2LW 6/0 ワイド | 1361 | スター | 10 | 60-165, 100-95 | 40-150 | 36,300 中古で1.5万以下 | ||
| ダイワ | シーライン | 600H(廃番) | 1250 | スター | 10 | 60-120, 100-72 | 40-135 | 中古で1万以下 |
| 900H(廃番) | 1550 | スター | 15 | 60-190, 100-110 | 40-220 | 中古で2万以下 | ||
| シマノ | タリカ | 25Ⅱ | 1070 | レバー | 22.5 | 60-100, 100-60 | 40-135 | 74,096 |
| okuma | マカイラ | MK-20Ⅱ | 1298 | レバー | 17 | 60-120, 100-72 | 40-130 | 77,961 |
| MK-50Ⅱ | 1741 | レバー | 27 | 60-180, 100-120 | 40-200 | 87,120 |
ドラグについて
ドラグの強さ
この表を見ると、「セネターやシーラインのドラグは弱いんじゃないの?」と思う方もおられるでしょう。ですが実際にはもっと高い数字が出ると思われます。筆者の友人はセネター 6/0を使用していますが、ドラグをギチギチに締めた状態で20kgのクエを「ドラグを出すことなく」捕っています。
スタードラグについて
スタードラグの弱点として、瞬時にドラグの強弱を切り替えられないことを指摘されます。しかしクエ釣りにおいては、「ドラグが出る」=「根に潜られる」を意味します。ドラグはゴングが鳴る前に調整しておくべきで、ファイト中に調整するべきではないんですね。
したがって、レバードラグは不要だと考えています。同じ理由で「ハンドルドラグ改造」も不要だと考えます。


具体的なリール紹介
ペン スペシャルセネター
磯クエの定番機種。安価ながら実績十分の性能が魅力。

ダイワ シーライン
廃番。シリーズは継続されているが、最新機種は糸巻き量が足りないので注意。
新品は買えないのでオークションサイトで探すしかありません。
シマノ タリカ
糸巻量が少ないが、軽量でドラグ力の高いリール。

Okuma マカイラ
愛用者が多い高級機種。筆者も愛用しており、性能が高いが値段がネック。
セネターで十分だと言っているのになぜ買ったか?完全に自己満です。

【おまけ】マイナー機種
磯クエ界においてはマイナーな機種を紹介します。
天邪鬼な性格の方は、これらを選ぶとほかのアングラーとの差別化ができるでしょう。
| メーカー | 機種 | 番手 | 重量 [g] | 最大ドラグ [kg] | ナイロン糸巻量 [号-m] | PE糸巻き量 [m] | 参考価格 [円] | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Avet | Raptor Plus | HXT | 907 | 18 | 60-75 | 40-125 | 77,840 | |
| ケン・マツウラ | トローリングリール | 50s | 2800 | 25 | 60-170 | 638,000 |
Avet Raptor Plus HXT
カラバリが豊富で好みに応じて選べるのが魅力。糸巻量は少なめ。
ケン・マツウラ トローリングリール
F1をはじめとするモータースポーツの世界で数々の実績を誇るKen Matsuuraが、その最先端の技術を結集し完成させた次世代型のトローリング・リール。
そのお値段…60万円越え。


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