磯のクエ釣りは、サバなどのデッドベイトを餌にブッコミ釣りで海底(周辺)を狙う釣りです。極論を言えば針とオモリさえあれば釣りが成立するのですが、状況に応じて仕掛けを変更しています。
本ページでは仕掛けの紹介から、作り方までを解説しています。初心者の方でも、仕掛けは簡単に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
ベースとなる構造
筆者が使う仕掛けは、瀬ズレ~ハリス間を1本のワイヤーで通し、パーツをできるだけ小さく作成しています。特にオモリを取り付けるテンビンとして小さなサルカンを使用します。この構造のメリットは、以下の3点となります。
・結束点が少ないことによる強度アップ
・パーツが岩などに挟まることによる根がかり防止
・パーツが小さく少ないので安価

這わせ仕掛け
これが基本の仕掛けになります。海底に這わせるため、サルカンにオモリを直結します。

捨て糸仕掛け
「這わせ仕掛け」で根がかりが多い場合、サルカンとオモリを10号の糸で接続します。
根がかりはオモリのスタックによるものが多いと言われています。特にクエ釣りにおいては大きなサバが針をガードするので、針自体が引っかかることは想像以上に低いようです。
仮に岩や海溝にオモリがスタックしても、糸が切れれば仕掛けを回収できる寸法です。

浮かせ仕掛け
発砲ウキを取り付けた仕掛けです。
クエの食いが悪い時に、サバを浮かせてアピールできる仕掛けです。
「こんなもので変わるの?」と思うかもしれませんが、私のなかではこの仕掛けの実績が最も高くなっています。

仕掛けの作り方
釣行前に「這わせ仕掛け」と「浮かせ仕掛け」を作っておき、現場の状況に応じて仕掛けを入れ替えます。「這わせ仕掛け」と「浮かせ仕掛け」の差は、発砲ウキをワイヤーに通すかどうかだけになります。この仕掛けは簡単に作ることができます。
準備物: 部品
・ワイヤー 49本撚り #40 x2m (ワイヤーは撚り数が多いほどしなやか、号数が小さいほど太くなります)
・圧着スリーブ x2 (ワイヤーサイズに合うもの)
・サルカン x1 (誘導テンビンとして)
・6号ライン 30cm程度 (サルカン止めとして)
・発砲玉
・強化チューブ (ワイヤーを曲げる部分の被覆に)
・蛍光ゴム管
・クエ針 (40号程度)
筆者は「クエ用」を前提とし、一番小さい部品を使うようにしています。一番小さいパーツでも壊れるようなことはないですし、大きくすると根がかりの要因となるからです。(テンビンであるサルカンはオモリを支えられれば良いので、非常に小さなものを使います)

準備物: 工具
・ワイヤーカッター
・スリーブプレッサー
ワイヤーはペンチなどでも切断できますが、ワイヤーがほつれてしまいその後の作業が面倒になるので専用工具がおすすめです。スリーブプレッサーもサイズが合うように釣り用を選びましょう。

仕掛けつくりの流れ
① チワワつくり
ワイヤーの片側にサルカンとスリーブ、強化チューブを通し、ループを作ってもう一方の穴にもワイヤーを通します。スリーブの位置を調整して、ハンドプレッサーで固定します。この際、以下の2点に注意して作業してください。
・スリーブサイズに合った穴でつぶす (今回はスリーブサイズが2Nなので2番の穴を使います)
・スリーブの真ん中をつぶす (スリーブの端をつぶすと、ワイヤー切れの原因となります)



② パーツを通す
上から順番にパーツを通しておきます。(発砲玉)→ゴム管の順番。発砲玉は「浮かせ仕掛け」を作る場合に通してください。サルカン止めは最後で構いません。
③ 針を取り付ける
①の反対側にスリーブと針を通します。ワイヤーでループを作った後、スリーブで固定してください。
④ サルカン止めの形成
ワイヤーにナイロンラインを巻き付けてサルカン止めを形成します。ラインを巻き付ける回数は5-10回程度にし、きつく縛ってください。

⑤ 完成
これで仕掛けづくりは完成です。
仕掛けは、市販品もありますが自分でも簡単に作ることができます。自分なりの工夫を凝らしてオリジナル仕掛けを作りことにもチャレンジしてみてください。


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